エアコンを切り忘れて出社してしまいました。1日でどれだけの損失でしょうか?
冬の厳しい寒さや夏の猛暑を和らげてくれるエアコンは、現代社会では欠かせない家電製品の一つです。便利で快適な環境を整えてくれる製品ですが、長時間使い続けていると気になるのが電気代です。 本記事では、エアコンを切り忘れてしまったときに1日にどのくらいの電気代がかかっているかを計算するとともに、エアコンの電気代を節約するコツを紹介します。 ▼エアコンを「24時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 1ヶ月の電気代を試算
エアコンを切り忘れてしまったときの電気代
エアコンを切り忘れて出社してしまったとき、つけっぱなしにしていた時間でどのくらいの電気代がかかってしまうのかを紹介します。勤務時間を9~18時の9時間、通勤時間を片道1時間と仮定して、11時間つけっぱなしにしてしまったときの電気代を計算します。 電力料金は地域によって変動しますが、今回は公益社団法人 全国家庭電気製品 公正取引協議会が公表している目安単価「31円/kWh」を採用します。また今回の計算に使用するエアコンは、パナソニックのエオリア スタンダードモデル Jシリーズの8畳タイプです。 ■冷房を11時間入れっぱなしにした場合 冷房使用時の消費電力は、135~740Wです。 0.135kW×31円/kWh×11時間=約46円/日 0.740kW×31円/kWh×11時間=約252円/日 冷房を入れっぱなしで出社すると、約46~252円の電気代が発生します。1ヶ月続けると1380~7560円の電気代がかかります。通常の電気代に5000円以上上乗せされる可能性があるため、消し忘れには注意しましょう。 ■暖房を11時間入れっぱなしにした場合 暖房使用時の消費電力は、125~1280Wです。 0.125kW×31円/kWh×11時間=約43円/日 1.280kW×31円/kWh×11時間=約436円/日 暖房を入れっぱなしにすると、11時間で約43~436円の電気代が発生します。冷房よりも費用に幅がありますが、エアコンをつけるタイミングの室温と設定温度の差が大きいほど指定の室温に到達させるまでの電力消費が大きくなると考えられます。