河村勇輝、2試合連続で20分超プレー、ノールックパスがまたも話題に【バスケ】
「アシスト・オブ・ザ・イヤー候補」という報道も
現地10月14日、グリズリーズはペイサーズとプレシーズンゲームで対戦。河村勇輝は25分21秒のプレータイムを得て、3Pシュート3本を決めて10得点、7アシスト、1リバウンド、1スティール、2ターンオーバーというスタッツを残した。 【動画】河村勇輝ペイサーズ戦プレー集をチェック 現地12日のブルズ戦、1Q残り5分30秒にコートに送り出されると試合の約半分となる23分48秒プレー。得点こそフリースローで奪った2点のみだったが、8アシスト、1スティールをマークし、ザック・イディにノールック・パスを通して話題になった。そして続く試合となった本日のペイサーズ戦でも、河村は見せてくれた。 1Q残り6分にコートに入ると、残り1分半にルーク・ケナードからのパスをトップで受けて3Pシュートを沈めると、その1分後にはまたもやイディーにノールック・パスを通してダンクをお膳立て。3Qにはジェイ・ハフにノールック・パスでアシスト、4Qにはマオジーニャ・ペレイラへのアリウープ・パス、さらにジェイレン・ウェルズには背面パスによるアシストと見せ場を作った。 2試合連続での活躍とあって、多くの米ニュースサイトでも河村の活躍は取り上げられている。『スポーツイラストレイティッド』は「ハイライトマシーンになっている」「ネット上では“ユウキ・マジック”と呼んでいる人もいる」と紹介。さらに『スポーティングニュースアメリカ版』は「ドリブルで見せるスピードとパスは数々のハイライトを生み出している」と伝えると、『クラッチポイント』は「アシスト・オブ・ザ・イヤー候補だ」「好調を維持できれば、グリズリーズでより大きなチャンスを得るだろう」と紹介している。 河村の契約は、無保証のエグジビット10契約である。ここからロスターを勝ち取るためには2ウェイ契約が現実的と言われているが、現状グリズリーズの2ウェイ契約はスコッティー・ピッペンJr.、キャム・スペンサー、ジェイ・ハフで枠が埋まっている。それでも、可能性がないわけではない。9月23日にデリック・ローズを放出したこともあって、現状の本契約選手は13選手で規定に1選手足りないのだ。仮に2ウェイ契約の誰かが契約を勝ち取ることになれば、スポットが空くことになる。とはいえ、河村のほか、アルマンド・ベイコット、ミイェ・オニ、ペレイラもエグジビット10契約を交わしており、当然厳しい競争となる。 グリズリーズのプレシーズンゲームは、現地10月18日のヒート戦が最後。エグジビット10契約選手の中で河村がリードしているという現地報道もあるものの、無保証契約あるため、いつどんなジャッジが下されるかはわからない。吉報を祈りたい。