カーボン版センチュリー GRMNが“現実”に!? ロールスロイスベースの1.2億円級カスタムSUVをドイツチューナーが公開
トヨタは東京オートサロン2024において、同社の最新ショーファーカーであるSUV版センチュリーのカスタムカー「センチュリー GRMN」を展示した。このモデルはいまだに謎が多いままだが、ドイツのチューニングメーカーがロールスロイスをベースに“カーボンバージョン センチュリー GRMN”のようなクルマを製作した。 ドイツが誇るチューニングメーカー「ブラバス」が、ロールスロイス「カリナン」を高度にカスタマイズした「700ブルースカイ」を初公開した。 【画像ギャラリー】ブラバス 700 ブルースカイ ブラバスと言えばメルセデス・ベンツのカスタムで有名だが、今回はロールスロイスのSUVを手掛けた。それはまるでトヨタのSUV型ショーファーカーのカスタムモデル「センチュリー GRMN」のカーボンバージョンとして、カリナンを変身させたかのようだ。 ブラバス700ブルースカイと名付けられたこのモデルには、ハニカムメッシュインテークや、大型の吸気口を備えた新しいフロントエンドなど特徴的な装備が奢られる。これらはセンチュリー GRMNを模倣しているが、ブラバスは台形のアクセントと水平のLEDデイタイムランニングライトを備えている。 側面からは、ワイドスターカーボンファイバーボディキットと派手なフェンダーフレアが装着されていることが見て取れる。加えて、クロスオーバー用に特別に開発された24インチのブラバス・モノブロックMプラチナエディションホイールが装着されている。 リヤには、新設計のスポイラーと特徴的なバンパーを装備。バンパーはディフューザーと一体型となっており、ブラックのステンレススチール製スポーツエキゾーストシステムがインストールされる。 ハイライトとなるのは、カーボンファイバーフロントスプリッターと、ボンネットとフロントエンド用のカーボンファイバーだろう。また、車高を約1インチ(25 mm)下げる「SportXtra」モジュールも取り付けられている。 インテリアは、このSUVの名を冠したブルースカイ・キルティングレザーが特徴的。また、カーボンファイバートリムとシャドーグレーのアクセントがあしらわれているとともに、ブラバスのロゴが各所に配置される。さらにアルミ製ペダル、照明付きシルプレート、キルティングシェルパターンのカスタム・スターリースカイヘッドライナーも見てとれる。 エンジンは6.75L V12ツインターボを搭載。スペックは最高出力700ps、最大トルク950Nmへと向上させた。これにより、0-96km/h加速は5秒未満、最高速は250km/hに達する。 気になるドイツでの価格は税抜で75万3443ユーロ(約1億2260万円)からとなる。
APOLLO
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