みかんから"5色"のクレヨン?和歌山産みかんから生まれた『みかんくれよん』に込めた生産者の想いとは?
素材の色をそのままに
この「みかんくれよん」は、2年ほど前から構想されていたものだそうです。 南村さん「クレヨンを作るということで『この5色にしよう』と決めたのが、この1年くらいのことです。同じみかんを使うといっても実を使うか、皮を使うか…商品化までには結構時間がかかっています」 正木「これって、素材の色を生かしてクレヨンを作っているんですね?」 南村さん「『これはみかんの色をイメージしているのですか』と聞かれたりしますが、実は着色料をまったく使ってなくて、本当に素材の色だけなんです」
こどもたちに伝える
南村さんが代表を務める「はまさと」は、和歌山県内にある隠れた産品を紹介し、販売サポートをするために作られた会社だそうです。 南村さん「農家さんに本当に何を作りたいか、どういうものが和歌山のおみやげになっていったらうれしいかと聞いていく中で、農家さんから『昔はこどもたちも農園に気軽に遊びに来た』とか、『みかんを取らせてあげたり交流があったけど最近は減ってしまった』という話を聞きました。 また、最近の子はものが収穫される手前で、農家さんがどういう作業をしているか知らないよねという話が出たので、農園の状況を思い浮かべられるような商品開発をしてきたいと思いました」 正木「こどもが農業とか農家に興味を持つことを守っていこうというのがいいですね」 「みかんくれよん」はオンラインサイト「5STAR MARCHE」で購入できます。 最後に「私たちの和歌山県は果物、野菜、お米もおいしい地域です。これをきっかけに和歌山県の農業に興味を持っていただくとうれしいです」と抱負を語った南村さんでした。 (みず)