【むくみ、冷え予防…美容に効果あり】おすすめ食べ合わせ5選
食べ合わせ方を工夫するだけで、何倍もキレイになる可能性が! むくみをドバッと出したいなら赤身肉はホウレンソウと一緒に食べるべき……など、冷え予防をはじめ美容効果をぐっと引き上げる食べ合わせを栄養のプロが解説します! 〈画像でイッキ見〉毎日の食事でキレイに「美容におすすめの食べ合わせ7選〉
教えてくれたのは…吉谷佳代さん
管理栄養士/公認スポーツ栄養士
タンパク質の分解を促進!【大根おろし】×【肉や魚】
大根おろしは、タンパク質分解酵素(プロテアーゼ)がたっぷり摂れる名脇役。大根おろしをお肉やお魚に添えたり、鍋のつけだれに入れるだけで、タンパク質の分解を促し、コラーゲンの合成を促すことができます。
髪や爪のために、タンパク質コンボ!【大豆】×【発酵食品】
肌や髪、骨、筋肉の材料となり、不足すればコンディションの低下を招く栄養素、タンパク質。その合成を促してくれるのが大豆に含まれるイソフラボンです。そこにキムチや味噌、ヨーグルトなど、発酵食品を合わせると乳酸菌の作用でイソフラボンがもっとも吸収されやすい形に変化します。納豆はそれ自体がタンパク質であり、イソフラボンも含みながら乳酸菌の力も兼ね揃えている優れた美容食材なのです。
血行不良を改善し冷え予防!【カボチャ】×【ショウガ】
血行が悪いと血液が毛細血管に流れなくなり、血管が収縮することで手足が冷えてしまいます。そんな末端の冷えを感じる方には、血行促進作用のあるビタミンEをたっぷり含んでいるカボチャがうってつけ。そこにショウガを合わせると、ショウガオールというポリフェノールによる血行促進作用が加わり、Wの血流アップパワーが期待できます。カボチャの煮物にアクセントとして生姜を加える、カボチャの天ぷらのつゆにショウガを加えるなどして取り入れて。
鉄分の吸収を高めて貧血予防!【牡蠣】×【レモン汁】
貧血も冷えにつながる大きな原因のひとつ。血液中にある赤血球には栄養を運ぶカートのような役割があり、その働きが弱いと貧血になります。そんな赤血球を増やすためのカギとなるのが鉄分です。鉄分が豊富な冬の食材といえば、牡蠣。そこにレモン汁を添えるだけで鉄分の吸収率が高まります。体内の鉄分が増えることで赤血球の数が増えれば、体中に栄養が巡るようになり、熱量の増加に伴い代謝が上がり、ポカポカしやすくなります。
ポンプ力強化でむくみ改善!【赤身肉】×【ほうれん草】
女性は血圧が低い人が多いため、不要なものを押し出すポンプ作用が弱く、むくみやすくなります。むくみを改善するためには、ポンプ作用を強化する栄養素を積極的に摂ることが有効。そこで注目してほしいのが赤身肉です。タンパク質によってポンプ機能を強化し、赤身肉の豊富なビタミンB群によって循環をよくすることで、不要なものを汗や尿として排出することができます。さらに、体内の余分なナトリウムや水分を体の外に出す働きがあるカリウムをいっぱい含むほうれん草を一緒に食べると、むくみが取れるスッキリ感をより感じやすくなると思います。 取材・文/金子優子 Edited by 宮ノ原 幸佑
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