【京都】ソムリエセレクションの美酒とともに、“和テイスト”なディナーを〈シェフズテーブル 紅葉〉で!
京都駅から約1㎞、ユネスコ世界文化遺産に指定されている西本願寺にほど近い場所にある、タイのラグジュアリーホテル〈デュシタニ京都〉。そのダイニングが、大人のデートにぴったりだと、地元でも静かな話題となっている。
京都の街並みに溶け込むように建つ〈デュシタニ京都〉。タイのアユタヤと日本の京都というふたつの古都の建築要素からインスパイアされ、日本の建築文化とタイらしさが絶妙に織り交ぜられた空間が広がっている。 ガーデンレベルに降りると、中庭を取り囲むように3つのレストランとバーが配されている。今日のディナーは〈シェフズテーブル 紅葉〉で、シェフおまかせの鉄板焼きコースを予約しているが、彼女と一緒に中庭をゆっくりと歩いて、メインバー〈デン キョウト(Den Kyoto)〉へ。まずは、アペリティフを楽しもう!
今夜の1杯めは、フラッグシップカクテルの“四条シーロム”。ウォッカとドライベルモットベースのショートカクテルだ。飲めば、初夏にぴったりのスッキリとドライなテイスト。柑橘の香りの後に、ちょっとピリリと「山椒?」と感じるのは、使われたカフェライムリーフ由来だという。 「不思議だね」などと、和とタイが絶妙に融合したカクテルを味わいながら、彼女とのおしゃべりがはずんだところで、隣接のレストラン〈シェフズテーブル 紅葉〉へ。
〈シェフズテーブル 紅葉〉のコの字カウンターは目の前には鉄板、そしてその先には中庭の新緑が瑞々しい特等席だ。これからスタートするディナーへの期待が高まる。 改めて、シャンパーニュ“ルイ ロデレール コレクション244”(3669円/グラス)で、彼女と乾杯! 〈シェフズテーブル 紅葉〉では、太陽の軌道をもとに1年を二十四の季節に区切った二十四節気を意識し、シェフ自らが選び抜いた旬の食材をふんだんに使ったおまかせのコースが味わえる。食材や季節によってメニューの内容は日々変わるが、取材時のコースより数品を、ペアリングのワインとともに紹介しよう。 1品めは、“松坂牛の炙り 雲丹 キャビア 山椒風味の寿司スタイル”。山海の旨味をまるごと、手巻き寿司スタイルで。軽く鉄板であぶってほんのりと温もりのある松坂牛の脂の香りと、とろけるような味わいが、不思議と全体の味わいをまとめてくれる。特別なシャンパーニュがつい進んでしまう。