錦織圭、ツアー6年ぶりの決勝進出…準決勝で相手の19歳中国選手が途中棄権
◆男子テニス ▽香港オープン 第6日(4日・香港) 元世界ランキング4位、現同106位の錦織圭(ユニクロ)が決勝に進んだ。準決勝は同50位で19歳の商竣程(中国)と対戦。第1セット4―3となった時点で、相手が棄権した。錦織のツアーでの決勝進出は優勝した2019年1月のブリスベン国際以来、約6年ぶり。 【写真】棄権した相手と握手する錦織 コート上のインタビューではこの2日間、高熱で苦しんでいたという相手を「回復して全豪で復帰するのを期待している」と気遣ったあと、「シーズン最初の大会で決勝まで進めるとは思わなかった。うれしい」と素直に喜んだ。けがで苦しんだ期間を振り返り「昨年はあまり試合ができなかったし、この2年はほぼ、けがでプレーができなかった。ツアーに戻れてうれしいし、決勝進出はプレゼントのよう。明日はベストを尽くす」と気合を込めた。 5日予定される決勝でツアー通算13勝目をかけて、同67位のアレクサンドル・ミュレ(フランス)と対戦する。両者は初対戦。
報知新聞社