エソテリック、SACD/CDプレーヤー「Grandioso K1X SE」にゴールド仕上げモデル。全世界30台限定
エソテリックは、同社フラグシップオーディオ “Grandiosoシリーズ” のSACD/CDプレーヤー「Grandioso K1X SE」のゴールド仕上げモデル “Gold Edition” を、10月1日より全世界30台限定生産で発売する。価格は3,740,000円(税込)。 Grandioso K1X SEは、SACD/CDプレーヤー「K1X」のクロック回路やDACアナログ部などを刷新して音質向上を図ったアップグレードモデル。この度全世界30台で限定生産されるGold Editionは、1987年に発売したエソテリック初代製品「P-1/D-1」を彷彿とさせるシャンパンゴールドカラーのシャーシと、ゴールド仕上げのトレイトップを備えた特別仕様となる。 音質面については通常モデルと共通。主な特徴として同社トランスポート・メカニズムの基幹技術「VRDS(Vibration-Free Rigid Disc-Clamping System)テクノロジー」を継承した「VRDS-ATLAS」を採用。VRDSメカニズム史上最高の剛性と重量を実現することで、音質に影響を及ぼすあらゆる振動を減衰するとしている。 内蔵DACには、同社モノラルDACの旗艦機「Grandioso D1X」の搭載回路をベースに、2chステレオに対応した「Master Sound Discrete DAC」を搭載する。DACには独自開発の64bit/512Fs対応のΔΣモジュレーターを搭載し、DSD 22.5MHzやPCM 768kHzの再生に対応する。 SEモデルの特徴として、内蔵クロックに新設計のディスクリート・クロック回路「Master Sound Discrete Clock for Digital Player」を搭載。完全自社設計のディスクリートDAC「Master Sound Discrete DAC」のアナログ部も改良したほか、独自の増幅モジュール「IDM-01」や、アナログフィルターの抵抗やコンデンサーといった各ディスクリートパーツをブラッシュアップしている。 また、筐体を支える独自の新設計「ピンポイントフット」を採用。フット本体をボトムシャーシにねじ止めするのではなく、設置時にシャーシの自重で支えられる構造へと変更したことで、ボトムシャーシへのねじ止めによる応力の集中を回避し、より開放的なサウンドが得られると説明する。 インターフェースは、デジタル音声出力がXLR/RCAを各1系統、デジタル音声入力が同軸/光/USB-Bを各1系統ずつ搭載。アナログ音声出力端子はXLR(ES-Link Analog)/RCA各1系統、クロック入力も備える。外形寸法は445W×162H×447Hmmで、質量は35kg。
編集部 : 伴 修二郎