会津大仏清め新年に備え 福島県喜多方市の願成寺で「お身ぬぐい」
福島県喜多方市上三宮町の願成寺で27日、1年のほこりを払う年末恒例の「お身ぬぐい」が行われた。国指定重要文化財で「会津大仏」として信仰を集める阿弥陀三尊像を美しくし、新年に備えた。 秋山高範(こうはん)住職と作務衣(さむえ)姿の檀家(だんか)ら約10人が作業に臨んだ。焼香後、ほうきや雑巾などを使い、阿弥陀如来像、観音菩薩(ぼさつ)像、勢至菩薩像のほこりを丁寧に取り除いた。 寺では31日深夜から1月1日未明にかけて、阿弥陀如来を迎える「練(ねり)供養会式」が繰り広げられる。おたき上げや甘酒の振る舞いもある。