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来月告示の山形県知事選挙に5期目を目指し立候補を表明している現職の吉村美栄子氏。 きょう午後、山形市内で自身の後援組織の役員会に出席しました。 【写真を見る】「山形県民のことをもっと考えて」現職・吉村氏が山形県知事選挙出馬の福島県男性の選挙費用に関する発言に所感 吉村氏は、同じく知事選に立候補を表明している福島県白河市の男性の発言に対し「山形県民のことをもっと考えていただけたら」などと述べました。 来月に予定されている山形県知事選挙には、当初現職の吉村氏一人が立候補を表明。 自民党県連が対立候補を立てられなかったことから、無投票となる公算が大きくなっていました。 しかし、その後福島県白河市の自営業の男性が立候補を表明し、一転選挙戦となる見込みです。 ■福島県からの出馬 山形県知事選挙に立候補を表明したのは、福島県白河市の自営業・金山屯（かなやまじゅん）氏。 金山氏は、きのう午前、県の選挙管理委員会を訪れたあと記者陣の取材に応じました。 出馬の意思について改めて聞くと。 「逆に、なんかすごく盛り上がっているんで、責任重大だなと思って。ここで降りるなんてことは、とてもじゃないが（できない）」  さらに今回の県知事選の費用に話が及び・・・ 無投票の場合の費用はおよそ2億円ですが、仮に選挙戦になった場合は6億円と、追加で4億円の費用がかかるとの試算があることを問われると。 「価値はあると思います、選挙自体に。影でぐちぐち言ってても何もならない」 選挙をやること自体に4億円の価値があるとの認識を示しました。 金山氏の出馬については、選挙戦となることを支持する意見がある一方、福島県から突然出馬を表明したことに違和感を覚える人もいるなど、有権者の中でも意見が割れる事態となっています。 ■吉村氏は 現職の吉村氏は、きょうの会合のあと、金山氏の発言について報道陣の質問に答えました。 Q金山さんは選挙に4億円の価値があると言っているが? 「個人的には山形県民のことをもっと考えていただければ」 当初無投票と思われていましたが、金山氏の出馬で選挙戦となり公約を訴える必要性が出てきたことについては。

「その方のおかげで17日間の選挙期間をいただいたと思うので、プラスの方に受け取って、できるだけ県内を回り多くの県民の皆さまに政策を訴えたい」 さらに「明るく元気にしっかり取り組んでいきたい」などと述べました。 県知事選は来月9日に告示、26日に投開票が行われる予定です。 ※画像　吉村氏は県議会、金山氏はきのうの会見時のもの