島根原発2号機が臨界に到達 2025年1月上旬の営業運転目指す
中国電力は、7日に原子炉を起動して再稼働した島根原発2号機(松江市、出力82万キロワット)について、午後4時50分に核分裂が安定的に続く臨界の状態に達したと明らかにした。 【写真や年表】再稼働した島根原発2号機や2号機を巡る主な動きなど 同日午後3時に核分裂反応を抑える制御棒の引き抜きを始め、原子炉を起動した。 島根2号機の稼働は、定期検査のため2012年1月下旬に停止してから12年10カ月ぶり。事故を起こした東京電力福島第1原発と同じ沸騰水型軽水炉(BWR)で、BWRの再稼働は東北電力女川原発(宮城県女川町、石巻市)2号機に続き2基目となる。中電は今月下旬に発電と送電を始める予定で、来年1月上旬の営業運転開始を目指す。
中国新聞社