CyberFight新社長にサイバーエージェント副社長の岡本保朗氏就任「我々はチャレンジャー」と攻めの経営姿勢
株式会社サイバーエージェントが5月16日、都内でプロレス事業に関する記者発表会を開催し、同社の執行役員副社長を務めている岡本保朗氏が新社長に就任することを発表した。 同社は2020年5月からプロレスの動画配信事業「WRESTLE UNIVERSE」をスタート。その9月には「株式会社CyberFight」を設立し、DDTの髙木三四郎社長が代表取締役社長に就任。プロレス事業の業務管理を一本化し、DDTプロレスリング、プロレスリング・ノア、東京女子プロレスを配下に置いている。 会見で髙木氏は「DDTプロレスリングの社長になってから20年。54歳という年齢になった。先日発表させていただいたが、レスラーとしては7月21日の両国国技館大会をもって一時休養させていただく。私は自分の体調と向き合いながら経営と後進の育成に専念していきたいと思っている。DDTグループがサイバーエージェントグループ入りして7年。プロレスリング・ノアも加入し、CyberFight設立から4年が経過する中でサイバーエージェントグループとして、効果・シナジーを最大化するのに機は熟したと考え、この度、CyberFightの代表取締役社長をサイバーエージェント副社長である岡本保朗さんにお願いすることになった」などと社長交代を発表。 そして「CyberFightの経営に関しては岡本社長にバトンタッチするが、私は今後、CyberFightの副社長として、DDTと東京女子プロレスの運営を西垣彰人取締役とともに引き続き担当させていただく。プロレスリング・ノアに関してはこれまで通り、丸藤正道副社長と武田有弘取締役が担当。今回の体制変更によって、ノア、DDT、東京女子プロレスのリング内のことが変わることは一切ない。ファンの皆さんにはご安心していただきたい。これからサイバーエージェントグループのシナジーを生かし、岡本社長と一緒にCyberFightのプロレスを世の中に広めていきたい」と今後は副社長として新社長を支えていくことを表明した。