英労働党大勝に投資家は好反応、株・ポンド上昇-落ち着いた政治期待
(ブルームバーグ): 5日の英金融市場では、総選挙での最大野党・労働党の歴史的大勝に投資家は好反応を示した。株は上昇。ポンドも対ドルで続伸し、ここ4年で最長の連騰となっている。
主要株価指数FTSE100指数は一時0.4%高。ポンドは対ドルで0.1%高の1.277ドル。ドルに対しては7日続伸している。英10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下して4.17%。
労働党のスターマー党首が導く中道左派路線に対しては、より落ち着いた、穏やかな英政治の新時代を切り開くことが期待されており、新政府が2022年のような財政混乱へと逆戻りすることはないとみられている。労働党は下院で圧倒的な過半数議席を確保し、与党・保守党のスナク首相は敗北を認めた。スターマー氏は次期首相になる見通しだ。
原題:UK Markets Advance After Labour’s Election Night Sweep(抜粋)
--取材協力:John Cheng、Abhishek Vishnoi、Joel Leon.
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Greg Ritchie, Henry Ren