「丈夫に生んでくれた親に感謝」 3走連続落車を味わった45歳レーサー、濱田浩司が再起をかける!/佐世保競輪・ミッドG3
佐世保競輪場のミッドナイト「WTミッドナイトG3(GIII)」は16日、初日を迎える。S級予選5Rに出走する濱田浩司(45歳・愛媛=81期)に話を聞いた。 「さすがにこたえましたね…」と、静かなトーンで濱田浩司が口を開いた。負のスパイラルが始まったのは2月2日。静岡記念の二次予選で今年初の落車。佐世保FIを欠場し、巻き返しを狙って満を持して復帰を果たした3月7日の地元・松山記念一次予選で再び落車。今度はFIを3本欠場し、昨年のダービー以来となるG1出場だった4月30日のいわき平ダービー1走目で、なんとまたまた落車(滑入6着)。右指を痛めて途中欠場し、そこから約3か月の戦線離脱を余儀なくされた。 「3走連続で落車ですよ。落車して帰って、休んで、復帰して1走目で落車。それがもう1回(苦笑)。初めての体験でしたよ。右手の指はまだ痛みが残ってるけど、大ケガにならなくて良かったです。丈夫に生んでくれた親に感謝ですね。もう落車はしたくないけど、脚がない分、空いた隙間には突っ込んでいきますよ。初日は久田(裕也)君に離れないように。準決勝に行きたい」 復帰戦だった6月末の小倉は無事に3日間ゴール。期も変わって、悪い流れは断ったはず。嘘みたいな本当の話を経験した濱田がここから這い上がっていく。(netkeirin特派員)