蔡前総統「台湾と欧州は終始共にある」 次の変化に立ち向かう意欲強調
(台北中央社)ベルギーを訪問した蔡英文(さいえいぶん)前総統は19日、インスタグラムを更新し、新型コロナウイルスの世界的流行への対応から権威主義の拡張に至るまで、台湾と欧州は終始共にあるとの認識を示した。また、多くの欧州の良き友人が台湾を支持し、団結を示してくれているとし、さらなる自信と勇気を持ち、次の変化に立ち向かうとの意欲を強調した。 蔡氏は17日、ベルギー・ブリュッセルの欧州連合(EU)欧州議会を訪問し、同議会議員と懇談するなどした。18日にはタピオカミルクティーを販売するドリンク店やカフェを訪れた。 蔡氏は、台湾と欧州は民主主義や自由、基本的人権などの価値観を共に享受している他、世界的な挑戦に立ち向かう良きパートナーだとした上で、自由と民主主義が根ざし、人類の尊厳を尊重する社会は、権威主義の大きな挑戦や脅威に直面しても力強く発展できることを台湾は証明していると語った。 また台湾は欧州でも前を向いて歩みを進められ、世界の舞台で輝けるとして、欧州の友人と台湾人民の支持に感謝を示した。 (温貴香/編集:齊藤啓介)