ハリス副大統領がかつてのライバルの当選を宣言 米議会、トランプ氏の勝利を正式認定 混乱なし
米議会は6日、共和党のトランプ氏が昨年11月の大統領選挙で民主党のハリス副大統領に勝利したことを正式に認定した。トランプ氏は1月20日に大統領就任宣誓する。 6日、トランプ氏の勝利が正式に認定された。ハリス米副大統領は、昨年の米大統領選を戦ったライバルの当選を宣言した。トランプ氏は1月20日に大統領就任宣誓する 。 ハリス米副大統領 「フロリダ州のドナルド・J・トランプは312票を獲得。カマラ・D・ハリスは…」 今回の米議会による認定は順調に進んだ。トランプ氏の支持者たちが敗北の認定を阻止しようと議会に乱入した4年前とは対照的だった。 「きょうは非常に重要な日だった」憲法上の義務を果たしたハリス氏は、記者団にこう述べた。「われわれの民主主義の最も重要な柱の一つは平和的な政権移行だ。(中略)そして今日、米国の民主主義は揺るがなかった」 2021年1月6日、暴徒が警察のバリケードを突破。約140人の警官を襲撃し、280万ドル以上の損害を引き起こした。暴徒の襲撃を受けた警察官数名がその後死亡。中には自殺した人もいた。 トランプ氏は、2020年の選挙における自身の敗北は不正行為の結果であるとする虚偽の主張を続けている。大統領就任後、事件で起訴された人の一部に恩赦を与える意向だ。 6日、雪が降る中、米議会議事堂には金属製のフェンスや検問所が設置されるなど警戒が強化された。警備の警察官も増員された。 警備強化は、1月20日のトランプ氏の就任式まで続く見通し。