mixi2「もう飽きた」? 2025年を生き抜けるか
生活に溶け込むSNS
だが、一度ハマった人には、日常生活の一部になっているのではないか。筆者もその1人だ。 朝起きたらまずmixi2を開き、おはようと書き込み、年始には「あけおめ」などの年始限定リアクションアイコンを押して楽しんだ。日常に溶け込みすぎて、あえて語ることも減ったため、外から見ると「誰も話題にしていない」という印象になるかもしれない。 ユーザータイムラインへの投稿は減った反面、コミュニティは活発化・多様化している印象がある。 コミュニティは、職種や趣味別だけでなく、自慢を心置きなく投稿できる「自慢師たち」や、街角の変な写真を共有する「路上観察愛好会」、作ったものを何でも見せ合う「作ったものを自慢し合う会」など、いろいろな切り口で人とコンテンツが集まっている。批判や炎上がほとんどないのでまったり楽しめるし、意外な出会いもたくさんある。 ユーザータイムラインはやや過疎化しているが、コミュニティを見ていると、ユーザーや投稿が増えている実感はある。 ただ、全てのコンテンツをユーザーが作るSNSの運営・維持は、とても難しい。2025年を生き抜き、たくさんのユーザーの日常に密着できるか。運営の手腕が問われそうだ。
ITmedia NEWS