「50代女性はいくら貯めてる?」貯まる人・貯まらない人の生活習慣の違いをチェック!
意外と知らない、定年時に突きつけられる「収入ダウンの壁」
意外に思うかもしれませんが、会社勤めをしている男性は、「収入ダウンの崖」に直面することを知らないまま60歳定年を迎える人が少なくないのです。再雇用の契約直前に人事部から「あなたの年収はこれです」と金額を見せられて、驚くとともにショックを受けたという声をよく耳にします。 夫自身が「収入ダウンの崖」を知らないのですから、妻はなおさらです。60歳以降、収入が大幅に下がると、貯めるのが難しくなります。ですから、50代は貯蓄を増やすラストチャンスの時期と覚えておいてください。
「貯まる人」と「貯まらない人」の違いって何?
これまでFPとして多くの方のマネー相談を受けてきた中で、お金が貯まる人、貯まらない人の違いは、収入の多寡にはあまり関係がないということを実感しています。 貯まる人と、そうではない人の違いは、生活習慣にあります。そのことをみなさんに知ってもらいたいので、連載初回からちょっと厳しい現実の話をすることにしました。 それぞれ、どんな生活習慣の違いがあるのか、見てみましょう。 ■【貯まる人の生活習慣】 □毎月、積立貯蓄をしている □ATMの時間外手数料など無駄な手数料を極力支払わないようにしている □家計の見直しを先送りにしない ■【貯まらない人の生活習慣】 □「残ったら貯蓄しよう」と考えて、積立をしていない □「ごほうび支出」「ストレス解消支出」が多い(外食、洋服、カフェなど) □「何とかなるさ」と思っている みなさんは、どの項目にチェックが入ったでしょうか。貯まる人の要素は、生まれつきのものではなく、あくまで生活習慣です。これから身につけることは十分に可能ですよ! この連載では、貯まる女になるため秘訣を伝授していきます。お金の話は知れば、知るほど「このままではいけない」と危機感が募ります。でも、危機感は貯まる女になるための最大のエッセンスになります。 次回は「今年こそ、貯まる女になる!」をテーマにお話しします。どうぞお楽しみに。 文=深田晶恵
深田晶恵