JR松山駅「バスタ」整備 県と松山市、県バス協会が合意(愛媛)
松山市などがJR松山駅で計画する集約型公共交通ターミナル「バスタ」を巡り、野志克仁市長と県バス協会の清水一郎会長(伊予鉄グループ社長)が18日、県庁で中村時広知事と面会し、協力を要望した。中村知事は市と事業者の合意を受け、県としても実現へ協力する考えを表明した。 野志市長は「12月定例市議会で建設費用や維持管理費、赤字の場合の対応について答弁し理解を求めた」と報告。バスタ整備で県都の陸の玄関口の利便性を向上させたいとした。 清水会長は現実的な施設として「平面」で整備することや、バス事業者の発着料負担がないという点で市側と合意したと強調し、「事業者としても整備を進めてほしい」と述べた。 中村知事は「バスタの将来的な利用見通しを示し、事業者も一緒になって必要性を訴えてくれる必要があった」として「できる限り協力する」と応じた。
愛媛新聞社