メッシ、ヴィニシウス、プリシッチだけじゃない。コパ・アメリカ2024で違いを生みだせる選手たち
コロンビア:ラファエル・サントス・ボレ
ルイス・ディアスがワイドに出て、ハメス・ロドリゲスが後ろに控える布陣でスター選手となったラファエル・サントス・ボレは、コロンビアに必要なゴールを決めることができるだろうか。 これまでのところ、代表では32試合で5得点しかしていない。そのうちの2点はこの秋のワールドカップ予選で決めたもので、南米サッカー連盟主催の大会では2得点のみである。リーベル・プレートではスターだったし、ヨーロッパリーグで優勝したこともあるが、経験だけでは点は取れない。ゴールを決めることができれば、大会でスターになれるし、コロンビアのためにもなるだろう。
コスタリカ:ケビン・チャモロ
ケビンに幸運あれ、彼にはそれが必要だ。 コスタリカのレジェンド、ケイラー・ナバスに取って代わりたいと思ってはいないだろうが、引退に向かうナバスの後を継ぐであろう彼に求められているのは、まさにそれである。ナバスは、もう何年もコスタリカのサッカー史上最高の選手であり、コスタリカ代表の顔であった。北中米カリブ海サッカー連盟が生んだ最高の選手のひとりと言ってもいいかもしれない。 ナバスがいても、コスタリカは常に苦しんでいた。2014年のワールドカップで世界に衝撃を与えた黄金世代は昔のこととなり、新しい選手たちはそのレベルにほど遠い。 24歳のチャモロは代表で5試合プレーしているが、彼の最高の瞬間はこの夏に訪れるだろう。
エクアドル:モイセス・カイセド
カイセドを選ぶのは安易な感じもするが、このチェルシーのスター選手こそ、エクアドルの最も重要な問題の中心となるものである。カイセドは良い選手なのか、あるいは、スーパースターなのか? カイセドがただの良い選手なら、エクアドルはこの夏、大した成績をあげれないだろう(または今後数年間)。だが彼がスーパースターなら、エクアドルは最高の国々を倒して勝ち進むチャンスがあると自信を持てるだろう。 若い選手にありがちなことだが、カイセドは今シーズン、チェルシーで苦しんでいた。カイセドはまだ、まだ若いが、エクアドルが勝ち進んでいきたいなら、この夏カイセドが大化けすることが必要だろう。