メッシ、ヴィニシウス、プリシッチだけじゃない。コパ・アメリカ2024で違いを生みだせる選手たち
ペルー:パオロ・ゲレーロ
そう、彼はまだ現役だ。 40歳のゲレーロは、まだペルーにとって、サッカー界のレジェンドとして力になるだろう。もはや先発は難しく、セリエAのベテラン選手ジャンルカ・ラパドゥーラにレギュラーの座は譲っているが、ペルーにとって欠かせない選手としてベンチ入りし続けている。 代表117試合で39得点のゲレーロは、ペルーの歴代最多得点者であり、出場試合数も歴代最多に11と迫っている。2011年、2015年、2019年の3度、コパ・アメリカの得点王になっており、その度に大会ベストイレブンにも選ばれた。 スター選手としての時代は終わったが、彼がチームにもたらすリーダーシップと経験は無視できない。さらに、もし彼が1点か2点決めることになれば、この大会の史上最高選手のひとりとしての地位をさらに高めることだろう。
ウルグアイ:フェデリコ・バルベルデ
バルベルデは、レアル・マドリーという巨大なチームの一員として通常は目立たない。だが、ウルグアイ代表としては、かなり重要な選手である。 どの基準から見ても世界最高のMFのひとりであり、世界で最も完成度の高い選手のひとりでもある。中央で先発してもワイドに出ても、常にクラブと代表の双方で活躍している。 この夏はダルウィン・ヌニェスや、おそらくルイス・スアレスに注目が集まるだろうが、バルベルデはそんなことには慣れている。誰が見ていようと見ていまいと、バルベルデは中盤のポジションから試合を操り続けるだろう。
アメリカ:ジョバンニ・レイナ
アメリカ代表は良いチームだが、レイナはその良いチームを素晴らしいチームに変えることのできる選手だ。 グレッグ・バーホルター監督にとって、レイナは特別な選手である。絶好調ならば創造力を発揮できる選手なのだ。問題はこの攻撃的MFが、少なくともクラブでは、かなり長い間、調子を落としていることである。 レイナが完全復活しなくても、アメリカはやっていけるだろう。だが、コパ・アメリカで世界最強国を倒すには、試合を変えられる選手が必要であり、レイナはまさにそういう選手だ。それでも、良いチームとエリートチームの間にはいくつかの違いがあり、レイナはこの夏、その違いを乗り越えさせてくれるタイプの選手である。そしてそれはワールドカップ2026へと続いていくだろう。