メッシ、ヴィニシウス、プリシッチだけじゃない。コパ・アメリカ2024で違いを生みだせる選手たち
ジャマイカ:デマレイ・グレイ
ジャマイカはすでに、連盟との対立でコパ・アメリカに出られそうもないレオン・ベイリーというスーパースターを欠いている。それでも才能ある攻撃的選手は他にもいる。 ミカイル・アントニオは相変わらずジャマイカの注目ポイントだが、ベイリー不在の穴を埋めるプレッシャーが最も大きくかかるのは、ワイドでプレーするグレイである。ジャマイカ代表としての最初の11試合で5得点を挙げたグレイは、この夏、レゲエボーイズを牽引する能力以上のものを持っていそうだ。
メキシコ:サンティアゴ・ヒメネス
ついに彼が国際舞台で輝く時が来たのか。エールディヴィジでは英雄であるヒメネスも、メキシコ代表ではきちんと活躍したことがない。この夏には変わらなければならないだろう。 メキシコはチームを再構築中で、ヒメネスは再建の鍵となる選手であると思われる。メキシコ代表としてのキャリアは浅くともヒメネスには才能があり、得点は彼にかかっているだろう。ヒメネスは新世代のストライカーであり、この世代は、コパ・アメリカでその到来を告げることができるはずだ。
パナマ:ココ・カラスキージャ
パナマは純粋に才能のある選手がいるかどうかに関して言えば後れをとっているが、北中米カリブ海のサッカーを見ている者なら誰しも、このチームを倒すのがどれほど難しいか知っている。カラスキージャのように、試合を変えられる選手がいるのだ。 ヒューストン・ダイナモのスターであるカラスキージャは、2023年のゴールドカップでゴールデンボール賞を受賞し、2023年にダイナモがUSオープンカップで優勝した際は、絶対的な中心選手だった。25歳のカラスキージャは国の代表としても真のスターに成長しつつあり、中盤の真ん中で、アニバル・ゴドイやアルベルト・キンテロといったベテランに率いられた古豪のチームに貢献している。
パラグアイ:フリオ・エンシソ
このウイングは、今シーズン、ケガのため多くの試合に出場できなかったが、間違いなくエンシソはもうまもなくブレイクする。 2022-23シーズンの初め、パラグアイのリベルタというチームからブライトンへ移籍したエンシソは、たちまちプレミアリーグに適応した。昨シーズンは4得点を挙げたが、2023-24シーズンはケガにたたられて得点することができなかった。 そんなケガにも関わらず、20歳のウイングにはポテンシャルがある。コンディションが整い全力を発揮できれば、この大会は彼にとって大きな意味を持つだろう。