犬のしつこい興奮吠えは、愛犬のタイプに合わせた方法で解決しよう!
【そもそも興奮しすぎるタイプ①】 興奮自体をコントロール作戦
そもそも興奮しすぎる性格の犬なら、愛犬の興奮度合いを、飼い主さんが制御できる範囲内におさめるのが有効です。たとえばボールが大好きで見るだけで興奮しすぎてしまう犬なら、ボールはふだん使いせず、興奮しすぎないおもちゃを使ってみましょう。 犬は遊んでいるとだんだん楽しくなって興奮度合いが上がりますが、興奮のラインが一定を超えると制御が困難になります。低いうなり声を上げ始めたらクールダウンするなど、臨界点を見きわめて。
【そもそも興奮しすぎるタイプ②】 ストレス耐性UP作戦
飼い主さんが根負けしていると、愛犬が自分の要求が通らない場面でストレスがたまり、さらなる興奮を呼ぶことに。室内で脳トレになる遊びをしたり、ボールが好きな犬なら、散歩するときに口より大きいサイズのボールをくわえさせたりすると、ストレス発散の助けになるでしょう。 愛犬が興奮しても、その興奮をおもちゃで発散することができれば吠えの抑制につながります。長時間噛んでいられる丈夫で噛みごたえのあるおもちゃを用意しておいて、愛犬が興奮しそうになったら与えるのもよいでしょう。吠えグセ直しは、毎日の積み重ねが大きなポイントになります。吠える時間が限りなくゼロに近づくよう愛犬と楽しく日々を積み重ねてくださいね。 お話を伺った先生/藤本聖香先生(英国APDT認定ペットドッグトレーナー 獣医師) 参考・写真/「いぬのきもち」2024年9月号『王道でもダメなら愛犬のタイプ別対策で 今度こそ!吠えを解決する!』 文/小林けい ※記事と写真に関連性がない場合もあります。
いぬのきもちWeb編集室