センバツ21世紀枠の大分県推薦校に高田高を選出
大分県高野連は8日、2023年春に開かれる第95回記念選抜高校野球大会(毎日新聞社など主催)の21世紀枠の県推薦校に、豊後高田市の県立高田高校を選んだと発表した。推薦理由は「地元の生徒を中心に戦う姿は過疎化や部員不足に悩むチームに勇気や希望を与えることができる」などとしている。14日に同高で表彰式がある。 同高は1910年創立の普通科高校で、生徒たちの進路は大学や専門学校への進学、就職などさまざま。野球部の練習時間は限られており、朝のうちに打撃練習用のゲージの準備をするなど、時間を有効に使う工夫をしている。 甲子園の出場は61年夏以来遠ざかっているが、2021年夏の県予選で8強に入り、22年秋の県予選でも3位になるなど力を付けている。 今後、九州地区の推薦校の中から候補校1校が選ばれ、23年1月に開かれる選考委員会で全国9地区の候補校の中から21世紀枠3校が決まる。【神山恵】