元アイドルが見せた優雅なドレス姿「女性のあこがれが詰まった舞台」金メダルの自信を胸にオールジャパンへ
激戦区・東京が舞台となった「第59回東京ボディビル選手権大会」(8月3日開催)。各カテゴリーで熱戦が繰り広げられる中、フィットモデル158cm以下級で優勝をはたしたのが荒巻来美だ。 【フォト】荒巻がドレス姿で見せた美ボディ
「体のサイズが大きくて、カテゴリーに合っているのか心配な部分はあったんですけど、中途半端に抑えて仕上げるよりは自分の力を最大限出そうと思ってがんばりました。大会は何回出ても緊張してしまうんですけど、すごくいい経験ができました」 磨かれたボディはもちろんのこと、優雅なステージングで会場を魅了し金メダルをゲット。舞台に立つ原点はかつて取り組んでいたアイドル活動だ。現在はフィットネスモデル・KURUMIとしての顔も持っており、フィットネスの世界で輝くセカンドキャリアを送っている。 彼女が挑むフィットモデルは、ワンピーススイムスーツとロングイブニングドレスの2コスチュームで審査が行なわれるカテゴリー。この舞台に他にはない魅力を感じていると言う。
「とくにドレスはスカートさばきとか、立ち振る舞いで魅せる要素も取り入れられますし、個性が出せるカテゴリーだと思います。衣装を2着着るお色直しができるのも楽しいですよね。今は海外のコーチにもポージングを見ていただいているので、勉強してウォーキングひとつから丁寧にやっていきます。女性のあこがれが詰まった舞台だと思うので、楽しみながらがんばっていきたいです」 2023年はオールジャパン・フィットモデル・チャンピオンシップスに出場し、158cm以下級3位の成績を収めた荒巻。今シーズンは関東フィットネス選手権大会、福岡県フィットネスオープン大会、今大会と連戦を敢行し、そこで得たすべてをオールジャパンにぶつけていく。 「去年はすごく悔しい思いをしたので、今年はリベンジしたいです。大会まであと少しですがフィットモデルに合った体を突き詰めていきたいと思います。とくに私は下半身が弱いので、弱点を強化してバランスのいい体を目指してきました。ここからコンディションを再調整して優勝を目指します」
取材・文/森本雄大 写真/森本雄大