夫婦で年金は「月20万円」です。老後も「賃貸」で暮らす場合、家賃はいくらまでにすべきですか? 退職金と預貯金で「1200万円」あります
預貯金1200万円あってもすぐになくなる可能性もある
毎月の収支が赤字となっても「退職金を含めた預貯金は1000万円以上あるから経済的には問題ない」と考える人もいるかもしれません。 今回も65歳時点で1200万円の資産があるため、余程のことがなければすぐに資金が底をつくことは考えにくいでしょう。ただし長期的に見ると、「想像よりもはやく資金がなくなる可能性があること」も考えておく必要があります。 毎月9万円の赤字が発生すると年間で108万円となり、1200万円ある資産は11年程度で底をついてしまいます。つまり、65歳から赤字生活が始まると76歳になる頃に90歳までの生活資金をどのように賄うのか考えなければなりません。 76歳から新たにパートやアルバイトで仕事を探して収入を得るのは非常に難しいと考えられるため、実際は現時点から「年金や預貯金だけに頼らない家計の仕組み」を構築する必要があります。もし、いまの職場で再雇用制度がある場合は、積極的に検討してみるのも良いかもしれません。
まとめ
本記事では、65歳から年金を夫婦合わせて月額20万円受け取れる場合、1200万円の資産があると家賃をいくらまで負担できるのか、事例に沿って解説しました。 収入を増やすことで負担できる家賃の金額も上がるので、家探しの選択肢も増やせます。賃貸派の場合は自分が生活する家の賃料を支払い続ける必要があります。家賃を支払えない事態になれば元も子もないので、資金管理は油断なく行っていきましょう。 出典 総務省統計局 家計調査報告(家計収支編)2023年(令和5年)平均結果の概要 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部