「たくさんの人に福と力を」東大阪・布施戎神社の福娘3人が市役所であいさつ回り
東大阪市の布施戎(えびす)神社で来年1月9~11日の3日間にわたり催される「布施戎(十日えびす)」で、商売繁盛の福笹を参拝客らに授けるミス福娘と準ミス福娘の3人が25日、烏帽子(えぼし)を着用した巫女(みこ)姿で市役所を訪れ、就任のあいさつ回りを行った。今後1年間、東大阪のPR役も務める。 来年のミス福娘は、東大阪市生まれで豊中市の京都産業大2年、山内彩未(あみ)さん(20)。準ミス福娘は神戸市の関西学院大3年、撫美空里(なでみくり)さん(20)と、名古屋市出身で京都市の同志社大1年、奥村莉子さん(19)。23日の最終審査で選ばれた。 山内さんは「たくさんの方々に福を授け、パワーを与えられれば」と抱負を述べた。アナウンサー志望という準ミスの2人は布施の魅力について「人情味があり、逆に笑顔をもらえる」(撫さん)、「食べ物が安くておいしい」(奥村さん)とPRした。 野田義和市長は「来年は万博の年。モノづくりのまち・東大阪に力が出るよう、笑顔で福を授けてほしい」と3人を激励した。 布施戎のミス福娘コンテストは布施商店街連絡会が主催。44回目の今回は445人(前回462人)の応募があった。 布施戎の例年の人出は約15万人。開催期間中、最寄りの近鉄布施駅周辺は大きなにぎわいをみせる。