前半、先制され肩を落とす名古屋イレブン

◇１９日　Ｊ１第３４節　名古屋０―２札幌（豊田スタジアム） 　名古屋グランパスは前半に先制を許すと、後半にも追加点を奪われて０―２で敗れた。降格圏の１９位に沈む相手に手痛い黒星。前節の福岡戦に続き２連敗となり、豊田スタジアムでの今季最終戦を白星で飾れなかった。勝ち点は４６のまま。 ◆名古屋グランパス・ＧＫランゲラック、三国を励ます【写真】 　グランパスは前半、ＦＷ永井謙佑、ＦＷ山岸祐也の２トップで好機を演出。前半７分には左ウイングバックに入ったＤＦ徳元悠平のクロスをゴール前のＦＷ山岸がＦＷ永井に頭で落としたが、惜しくもシュートまで持ち込めず。同３０分にはＦＷ山岸のスルーパスに反応したＦＷ永井が角度のない位置から左足を振ったが、相手ＧＫに抑えられた。 　試合が動いたのは前半３５分。グランパスは左サイドを札幌のＭＦ近藤友喜にドリブルで崩されると、最後は折り返しをＭＦ駒井善成に決められ、札幌が先制する。そのまま前半を０―１を折り返すと、後半開始からＦＷ永井に代えてＦＷユンカーを投入し、攻勢を仕掛けた。 　後半１３分にはＭＦ椎橋慧也のスルーパスに右ウイングバックに入ったＭＦ菊地泰智がゴール前に抜けだし、右足でシュート。右ポストに当たり、走り込んだＦＷ山岸がフリーで合わせたが、シュートは枠を捉えられず。後半２０分すぎもＤＦ徳元のクロスからＭＦ稲垣祥がペナルティーエリア内で決定的なシュートを放つも、相手にブロックされて得点には至らず。２５分にもＦＷユンカーのシュートが左ポストに嫌われた。 　後半３８分にはＤＦ三国ケネディエブスが、この日２枚目の警告で退場。１人少なくなったグランパスは同４３分にＦＷ鈴木武蔵にゴールを許して０―２。攻撃陣も最後まで相手ゴールを割れなかった。