「全国交通事故多発交差点マップ」公表 日本損害保険協会が地方新聞社の協力で作成
日本損害保険協会(東京都千代田区)は、最新の「全国交通事故多発交差点マップ」を公表した。人身事故の半数以上が交差点や交差点付近で発生することに着目し、2023年の交通事故のデータをもとに、全国の地方新聞社の協力を得て作成した。都道府県ごとに人身事故の件数が多い5地点について特徴や主な事故要因、予防策などを紹介している。 今回は新たに①ワースト交差点付近の小学校の情報②交差点の特徴の中に、信号機の有無に関する情報―を追加した。①は、登下校中の児童などが巻き込まれる事故が多く発生していることを受け、交通事故防止対策の参考となることを、②は、交差点での事故の半数以上が信号機のない交差点で起こっていることから、地域の安全・安心を検討するための具体的な情報として活用してもらうことを、それぞれ期待している。 23年に全国で最も人身事故が多かったのは、東京都の「池袋六ツ又交差点」と大阪府の「長居交差点」で、それぞれ19件だった。