趣里&ジェシー、高校2年生で司法試験に合格した“リアルモンスター”と対面
■「いや、もう、本当にお会いできて光栄でした」(史上最年少で司法試験に合格した早川惺さん) 【画像】高校2年生で司法試験に合格した“リアルモンスター”早川惺さん 趣里&ジェシーが出演する、毎週月曜22時からカンテレ・フジテレビ系で放送中の月10ドラマ『モンスター』。 趣里演じる主人公・神波亮子は、“高校3年生で司法試験に合格した”人物で、膨大な知識と弁護士として類まれなる資質を持つ“モンスター弁護士”という設定だが、2024年、ドラマの設定を越え、高校2年生で司法試験に合格した“リアルモンスター”が誕生した(※ジェシーは、東大法学部卒の若手弁護士・杉浦義弘役)。 日本最難関の試験とも言われる“司法試験”。司法試験に挑むには、法科大学院を修了するか、合格率3~4パーセントと言われる「予備試験」に合格する必要がある。なお、予備試験を受けるにあたり、年齢制限はない。 現在の試験制度において、史上最年少で司法試験に合格したのは、筑波大学附属駒場高校2年生・早川惺(はやかわ・しょう)さん(17歳)。彼は、2023年、高校1年生で『予備試験』に合格し、2024年「司法試験」に合格した。 このたび、早川さんが『モンスター』撮影現場を見学。趣里&ジェシーと対面を果たし、笑顔の3ショット写真を撮影した。 さらに、早川さんは、カンテレ史上最年少ドラマプロデューサーでもある『モンスター』のプロデューサー・加藤春佳(カンテレ/入社7年目28歳)と対談。ドラマ『モンスター』に関する発言を中心に、その一部を紹介する。 ――ドラマ『モンスター』については、ご存じでしたか? 早川:はい。もちろん知っていました。この取材のお話しをいただく前から、母が「面白いドラマあるよ」と教えてくれて、初回放送から最新話まで全部観ていました。そのあと、このお話をいただいたので、びっくりしました(笑)。楽しく拝見しています。 加藤P:ありがとうございます。早川さんから見て、いかがですか? 直接感想を聞けることはなかなかないので… 早川:やっぱり趣里さん演じる神波先生のキャラクターが魅力的だなと思います。裁判だけではなくて、そこに潜んでいる問題や、まだ起こっていないことなど、すごく広い視野で物事を見ている感じがして、神波先生のミステリアスな視線は、遥か先のことを捉えているんだろうなと。それがすごくかっこいいです。 加藤P:ありがとうございます。ドラマの核となる部分をちゃんと見抜いてくださっていてありがたいです。流し見ではなく、しっかり見ていただいているんだなというのがわかるというか。亮子は、普通の人が見ていない、見えていないものを見ている、深さのあるキャラクターというのが、伝わっているというのは、すごくうれしいです。そこはひとつ意識して作っています(笑)。今日お話を聞いて、早川さんは、高校生で司法試験に合格したという共通点意外にも、亮子に似ているなと感じました。法律にのめり込んでいくところはもちろんですが、亮子は自分の興味があることに対して、ずっと邁進していく人なので。そういった部分が似ているなというか、亮子ってもしかしたら、こうやって育ってきたのかなと(笑)。 ――亮子は「高校3年生で司法試験に合格」ということで、早川さんはモンスターを越えた実在するリアルモンスターという感じですね。 早川:神波先生より1年早く司法試験に合格はしているのですが、本当にただ合格しただけというか、自分はまだまだなので、洞察力や人間力などあらゆる面でいたってないなと感じます。これから経験を積んで、僕が神波先生と同じ年齢になったとき、神波先生と肩を並べられるような弁護士になれたらいいなと思います。 ――加藤プロデューサーにお聞きしますが、『高校3年生で司法試験に合格した主人公』という設定は、どのようにできたのですか? 加藤P:彼女の人物像を作っていく過程で、15歳で合格など、“最年少で合格”という設定にすることもできたのですが、あえて最年少にしようという意識はなくて。彼女と父親がコミュニケーションをとる方法が、法廷につれていくことだったり、ただ法律の勉強が楽しくてのめり込んだり、たまたま受けたのがこの時期だった、みたいな形にしていて、すべての行動にあまり意味を持たせてないんです。このドラマ自体、すべてそうとも言えるんですが、人間ってすべての行動に意味や意志があるわけではないよねというのを、脚本の橋部さんとよく会話するところなんです。行動理由がはっきりしている人間ってそんなにいないよねと。今後明かされていく、亮子が弁護士をやってみようと思ったきっかけもそうなんですけど、一時の衝動や何かのきっかけで、ふと行動してしまう。人間ってそういうものだよねというのが、モンスターの大きなテーマでもあり、各話で登場するモンスターが持つ“人間の危うさ”や“曖昧さ”みたいなものを描いてるつもりです。高校3年生でというのも、若くして合格してやるぞというような意志で受験したというより、彼女にとっては、ただそのタイミングだったという感じですね。 早川:僕もそういうところがあるのかなと思います。法律を勉強してみようと思えたこと自体、偶然だし奇跡のようなものだったので。人生設計をして狙って最年少を目指したわけではなかったので。 加藤P:そうですよね。最年少をとってやる! というような考えで行動されているのではないのかなと感じました。 ――好きな弁護士ドラマはありますか? 早川:『リーガル・ハイ』は、好きでしたね。DVDも持っています。ドラマでいくと実は、『モンスター』の脚本を書いている橋部敦子さんの『僕らは奇跡でできている』も好きです。高橋一生さん演じる、生物の不思議に夢中な主人公の言葉に共感することが多々ありました。 ――最後に、お互いにメッセージお願いします。 加藤P:今日お話しできて、自然体に好きなことを突き詰めている“モンスター”だなと感じて、それがすごく亮子と近い気がして、そんな人が現実にいることを目の当たりにして、すごくうれしいです。亮子に仲間がいたみたいな(笑)。亮子に教えてあげたいと思いました。 早川:今日は本当にありがとうございました。ドラマの撮影現場も見学させていただき、プロデューサーさんとお話しさせていただいて、自分自身のこれからの糧にしていきたいなと思いました。自分がより視野の広い人間になるための大事なステップとして、ありがたい機会をいただいたなと思います。 加藤P:趣里さん、ジェシーさんに、実際お会いしてみていかがでした? 早川:いや、もう、本当にお会いできて光栄でした。ありがとうございました! 番組情報 カンテレ・フジテレビ系 月10ドラマ『モンスター』 毎週月曜 22:00~ 出演:趣里 ジェシー(SixTONES) 宇野祥平 音月桂 中川翼 YOU 古田新太 脚本:橋部敦子 主題歌:ちゃんみな「FOREVER」 オープニング曲:I Don’t Like Mondays.「Shadow」
THE FIRST TIMES編集部