巨人ナイン、初回からそろって苦笑い 挟殺に時間がかかり過ぎ、岡本和も坂本も“あぶねー”
◇セ・リーグ 巨人―ヤクルト（2024年9月14日 東京D） 4年ぶりVを目指す巨人の守備陣が初回からそろって苦笑いを浮かべる場面があった。 【写真】＜巨・ヤ＞引退を表明した青木（右）は長野と握手を交わす 先発左腕・井上が1番・長岡に投じた2球目ツーシームがユニホームをかすめる死球となり、無死一塁。2番・並木は5球目を叩き、一ゴロになった。 この打球に対し、まずは一塁・岡本和が一塁ベースを踏んで1死。続いて併殺を狙い、二塁へ送球して一走・長岡を塁間で挟む形となった。 だが、長岡をなかなかアウトにできず、結局、3―6―3―4―3―5―4とボールが渡った末にようやく吉川がタッチしてアウト。岡本和も坂本も“あぶねー”と言わんばかりの苦笑いを浮かべ、井上はホッとしたように笑みを見せていた。 結局、この併殺で2死走者なしとなり、井上は3番・サンタナに左前打されたものの、4番・村上を右飛に打ち取って無失点で立ち上がっている。 挟殺プレーに時間がかかり過ぎたのはほめられることではないものの、巨人ナインの表情は一様に明るく、4年ぶりVを目指すチームの雰囲気の良さをにじませていた。
