なにわ男子、サブスク解禁を機に聴きたい隠れた名曲(C)リアルサウンド

　なにわ男子が最新アルバム『+Alpha』とこれまでのシングル楽曲のサブスク解禁を発表した。同時に台北、ソウル、香港の3都市でのアジアツアー『Naniwa Danshi ASIA TOUR 2024+2025 '+Alpha'』も発表されたこともあり、今まで以上になにわ男子の楽曲が多くの人に親しまれることとなるだろう。 【画像】老若男女に愛される存在となったなにわ男子 　そこで今回はライターの神田佳恵氏に、サブスク解禁を機に聴きたいなにわ男子の楽曲を『+Alpha』収録曲を中心に紹介してもらった。王道のキラキラアイドルソングからクールな雰囲気の楽曲まで、存分に楽しんでほしい。 「名もなき旅人」 　サビの清涼感が特徴で、特にサビ終わりの〈終わらない　夜が明けても旅は続いてゆく〉というパートの伸びやかな歌声に注目してほしい。ラップパートも含まれているが、ギラギラした感じではなく、爽やかな雰囲気もあり、なにわ男子らしいキラキラしたオーラが溢れ、どの世代からも愛されるグループの魅力を存分に味わえる。グループとして初めてのアジアツアーという大きな旅を始めるなにわ男子にとっても、ある意味テーマ曲のような楽曲だ。 「Girlfriend」 　どこか懐かしさも感じる、ポップで明るいロック調の楽曲。歌詞に注目してみると、片思いをしている“君”への恋煩いも描かれていて、どこか切なさも感じられる。アップテンポの楽曲だが、伸びやかに歌い上げるようなパートもあり、少人数のグループで歌うパートもあり、なにわ男子の歌声の魅力を存分に楽しめるだろう。〈君はガールフレンド〉と歌われるラストのパートは、メンバー全員が順番にソロ歌唱をしているので、7人の個性豊かな歌声からお気に入りのメンバーを見つけることができるかも。 「Live in the moment」 　ベートーヴェン交響曲第9番第4楽章「歓喜の歌」がサンプリングされている楽曲。これまでのなにわ男子楽曲にはなかったような、ドラマチックな雰囲気を醸し出しつつ、彼ららしい耳馴染みの良さを両立させている。ちなみに、作曲はHey! Say! JUMPの「ファンファーレ！」「パレードが始まる」などを手がけた辻村有記・伊藤賢が手がけており、なにわ男子のファン以外にも刺さる人が多いはずだ。パフォーマンス面でもダンスを存分に楽しめる一曲になっており、個人的にはアジアツアーでの披露も期待したい。 「Snap!」 　なにわ男子公式TikTokとInstagramで『WE ARE! Let's get the party STARTO!!』の思い出の写真が「Snap!」をBGMにしたショート動画として投稿されていたように、ファンも日常の写真と合わせてこの楽曲を選曲しているのが目につく。とにかくポップでキュートな一曲で、世間が思う“なにわ男子らしさ”が遺憾無く発揮されているように感じられる。TikTokをはじめ、ショート動画ではサビ前のフレーズから使われることが多いが、Aメロ、Bメロもゲーム音楽のような効果音が印象的に使われている楽曲なので、今回のサブスク解禁を機にフルで楽曲を楽しんでほしい。