果実など国産素材たっぷり バレンタインチョコ
産地や品種前面に
バレンタインデー商戦が始まった。小売り各社はこだわりや安全安心を打ち出せるとして、果実など国産素材使用のチョコレートに注力。産地や品種まで前面に打ち出したり、有名ブランドとコラボレーションしたりで販売拡大を狙う。 【画像】松屋銀座のボンボンショコラとイトーヨーカドーのトリュフ 百貨店の松屋銀座は、新潟県産のイチゴ「越後姫」やクルミを使ったボンボンショコラの詰め合わせ、瀬戸内レモンを皮ごと使用したジャムを包んだチョコレートなどを販売する。商戦で取り扱う82ブランド中、6割を国内ブランドが占めており、国産素材の商品を充実させる。 高島屋は、国産素材と食品ロス削減を掛け合わせた高付加価値商品を売り込む。五つの有名スイーツブランドとコラボし、桃の品種「川中島白桃」など6種類の規格外果実ピューレを使用したフルーツショコラ(6個入り、5476円)などを販売する。 スーパーのイトーヨーカドーは、目玉商品にイチゴ「とちおとめ」を使用したトリュフ(5個入り、1080円)を押し出す。「とちおとめ」特有の香りと爽やかな酸味が味わえ、「素材の魅力が楽しめるチョコレート」とアピールしている。
日本農業新聞