⚽伝統の個人技、静岡学園vs多彩なセットプレーの浜松開誠館 16日、全国高校サッカー静岡県大会決勝【両校のメンバー表あり】
第103回全国高校サッカー選手権静岡県大会(県サッカー協会、県高体連、静岡新聞社など主催)は16日午後1時からエコパスタジアムで決勝を行い、静岡学園と浜松開誠館が激突する。静岡学園は2年連続15度目、浜松開誠館は2年ぶり3度目の全国出場を目指す。
2021年以来3年ぶりとなる新人戦、県総体に続く3冠を狙うプレミアリーグ西地区9位の静岡学園に、プリンスリーグ東海5位の浜松開誠館が挑む構図。静岡学園は今年も伝統の個人技を生かした攻撃力が健在。ドリブルとパスワークで圧倒的に勝ち上がり、17得点1失点と攻守に隙がない。対する浜松開誠館も組織力に個々の技術を加え、走り勝つサッカーを展開してきた。セットプレーとカウンターを磨き、総力を結集して少ない好機をものにしたい。
静岡学園は3戦連続で先制点を決め頭角を現したMF篠塚や3戦4発のFW乾を軸に選手層が厚い。現時点でJ内定者はいないが各ポジションにタレントをそろえ、個の能力で上回る。守備の要で副主将のDF岩田は「自分たちらしいドリブルとパス回しを見せ、全国切符をつかみたい」と闘志を燃やす。 浜松開誠館は3戦連発で調子を上げているMF森下や初戦で2得点を決めたFW安藤が中心。多彩なセットプレーで得点し、難敵を退けてきた。ゲームキャプテンを毎試合変更し勝利への意欲を高める。準決勝でゲーム主将を務めたDF岩崎は「コンパクトな陣形を生かし、昨年準決勝で敗れた借りを返す」と雪辱を誓う。