岐阜県内で不審な訪問、求人相次ぐ 県警が注意呼びかけ
首都圏で住宅に押し入る強盗事件が多発する中、県内でも不審者の訪問や不審な求人に関する相談が相次いでいます。県警では犯罪の下見や闇バイトの可能性もあるとみて防犯対策の徹底や注意を呼びかけています。 県警によりますと、10月28日から11月12日までの間に不審者の訪問や不審な求人に関する相談が46件寄せられました。 ※県警 生活安全総務課 栗田英俊課長 「温水器の点検業者を装って『家の中に入りたい』とか、ガス業者を名乗って訪問販売に来たが、その業者に問い合わせるとそのような社員はいなかったとか、求人の応募をしたが、(ネットで)後で調べると その会社が見当たらない(『闇バイト』ではと不安になった)といった相談が、現在も寄せられています」 県警では、首都圏を中心に強盗事件が相次いでいることもあり、今回初めて県内の相談件数や内容をまとめました。 県内では去年、大垣市で「匿名・流動型犯罪グループ(匿流)」による強盗傷害事件が発生しました。また、今年9月、10月には岐阜市周辺で複数人による留守宅への侵入盗が発生しています。バールなどの使用も分かっていて、強盗事件に発展する可能性もあったということです。 こういった事案を受けて県警では、防犯設備士の資格を持つ警察官による防犯診断の実施や深夜時間帯の住宅地周辺での警戒活動を強化しています。 ※県警 生活安全総務課 栗田英俊課長 「一つは防犯意識を強く持ってほしい。犯人側は時間、音、光、監視の目を嫌う。防犯設備を強化することは有効になります。二つ目は闇バイトに加わらない、加わらせない、この活動を進めていく。関係機関と協力し、取り組んでいきますので、皆さんもよろしくお願いします。三つめは、闇バイトに入ってしまって後悔して抜けたい、脅されて抜けられないという人たちを警察は保護する、しっかりやります。保護する用意があります。あなたもあなたの家族もきちっと保護しますので、警察に相談してください」 【闇バイトに関する相談】・最寄りの警察署・#9110・警察安全相談室 058-272-9110