【レッスルダイナスティ】ザック・セイバーJr. リコシェ下しV4「自信を持って2025年を幕開け」
新日本プロレスとAEWらの合同興行「レッスルダイナスティ」(5日、東京ドーム)で、IWGP世界ヘビー級王者のザック・セイバーJr.(37)がAEWのリコシェ(36)を下し4度目の防衛に成功した。 試合はザックが入場時にリコシェに奇襲をしかけられてスタート。ゴングも鳴る前に場外で襲われ、サスケスペシャルをくらった。だが、ザックも即反撃でネックツイストや複合関節技で悶絶させて譲らず、一進一退の攻防を繰り広げた。 リコシェの空中殺法とザックのサブミッションが交錯する消耗戦となる中、中盤にはエルボーと張り手の打ち合いに発展。ザックは「来いよ、ハゲ!」と挑発だ。さらにコーナー最上段の攻防でも関節技で有利なポジションを取ると、雪崩式ザックドライバーから腕十字、腕固めとつないで腕にダメージを与える。さらに左右の腕に打撃を与えて追い込んでいった。 リコシェからもベルティゴやシューティングスタープレスを返されたが、ザックは3カウントを許さない。最後は攻めてくるリコシェをクルクルととらえてクラーキーキャットで腕をしぼり上げ、文句なしのギブアップを奪って王座を防衛した。 試合後、ザックは「こうして勝つことができた。今日の試合もすごい試合だったが、勝ち切ることができた」と安どの表情を見せる。前夜に続く防衛に「自分のプロレスラーとしての夢だった、東京ドームでの2日連続勝利を達成することができた。2連勝。これが何より大事だ」と胸を張る。そして「20年間プロレス人生を続けているが、まだ自分のピークは来ていない。確固たる自信を持って2025年を幕開けできたのはいいことだと思う」と力を込めた。 なお前日4日の東京ドーム大会での「IWGP世界ヘビー級王座挑戦権争奪ニュージャパンランボー」で後藤洋央紀が勝利。ベルトをかけて戦うことになるが「後藤も控えているし、できるだけ多くの試合をして、防衛を重ねたいと思う」と拳を握った。「東京スポーツ新聞社制定2024プロレス大賞supported byにしたんクリニック」でMVPを受賞したザックが、今年も新日本の先頭を走る。
東スポWEB