【オートレース】森且行快走!1着で準決勝進出「このタイヤがいいんだろうね」~川口オート
オートレーサーの森且行(50)=川口・25期=は16日、埼玉県川口オートレース場で行われた地元開催の3日目第11R「準々決勝戦A」に出走。0~40メートルハンデ戦の7枠から会心のスタートダッシュを決めると、道中も軽快にスピードをたぎらせて、最終6周回1、2コーナーで逃げ粘る石井大輔をしなやかにインからパスして、今年5つ目の白星を挙げた。 快走を決めて1着ゴールを果たした森は、祝福に集まったライバルたちに笑顔を振りまいて勝利を喜んでいた。「道中は自分だけ全然滑らなかったよ。このタイヤがいいんだろうね。(レースVTRを確認しながら)小さく走っても届いているなあ。風が強かったので思い切り突っ込んでも止まっているね。もうエンジンはこのままでいいんじゃないかな。あとは腰回りなんだ。な~んか変に感じちゃうんです。(今度は愛車にまたがりながら)こうやって乗ってもおかしいもん。体形が変わったのかな(苦笑い)」 ちなみに開催3日目のこの日、ロッカー内を歩いていると、未来のチャンピオン候補と高い評判を集める佐藤励に声を掛けられた。「いやあ、昨日(2日目の12R)は森さんを一度はさばいて2番手に上がったんですが、またすぐに差し返されてしまいました。もう、あの場面は森さんのでっかい背中を見せつけられちゃいましたね。あ~あっ、森さんのスター性に負けてしまいました。自分もまだまだです。でも、着順を落としてしまったことは悔しかったですが、森さんと激しくやり合うことができて、すごく楽しいレースでした!」と偉大なる先輩レーサーの底力に感服モードだった。 伸び盛りの気鋭がそう言うので、森のでっかい背中をこの目で確認しようとレース前の検査場に向かったら、そこにちょうど森の後ろ姿があった=写真=。 足、なが~っ。背中よりもロンゲストな足に思わず目が行ってしまいました。ファンの大きな期待と夢をその背に担ぎながら、長いおみ足で栄光へと向かっていく。開催4日目の17日は、いよいよセミファイナル。10Rの「準決勝戦」(午後7時37分発走予定)に出走する。ここで1、2着ゴールすることができれば、最終日・18日の「優勝戦」進出が決定する。
報知新聞社