「アザールは技術的にも戦術的にも最高の質だったが……」 元バルセロナのスカウトがアザールを拒否した理由とは
期待されていたが……
ボージャン・クルキッチ氏の父親でバルセロナの元スカウトのボージャン・クルキッチ・シニア氏が、バルサがチェルシーなどで大活躍したエデン・アザール氏の獲得を断念していたことを明らかにしている。『SPORT』が伝えている。 [動画]全部当てられる? アザールはこんなにも凄かった! チェルシー時代のゴール集“トップ10” 断念した理由は些細なことであったようだ。以下のように話している。 「息子が出場していたUEFA U-17欧州選手権で彼と出会った。ベルギーは準優勝し、アザールは素晴らしいプレイを見せていた」 「彼がリールと契約した後、試合を見に行った。チームは全員でウォームアップをしていたが、彼はその逆でストレッチだけをして、スタンドを見ていた。アザールは良いプレイをしていたが、パフォーマンスや態度は好きになれなかった」 「その3日後のアンジェ戦では、彼はベンチにいた。みんながウォームアップしているのにアザールは歩いていた。 フィジカルトレーナーは全員にストレッチをするように指示したが、彼は試合を見ていた。 なのでバルセロナへの報告書には『破棄』と書いた」 「このようなタイプの選手は非常に優秀だが、私が現役だった時も、バルサのスカウトだった時も、結果を出せていないことが分かった。私の報告では、アザールは技術的にも戦術的にも最高の質だったが、態度と性格を考慮した結果、彼を除外した」 この評価によりバルセロナはアザール氏の追求を断念したという。同氏はその後、チェルシーでかなりの成功を収めたが、レアル・マドリードではプレイの一貫性を保てず、ケガに苦しんだ。クルキッチ氏が下した評価は正しかったのか。優秀なスカウトはプレイ面だけでなく、メンタル面や取り組む姿勢などにも注目しているようだ。
構成/ザ・ワールド編集部