大谷翔平「どんな状況でもうまく投げられる強さある」 第2戦で完敗したダルビッシュを語る あす大一番で再対決
ドジャースの大谷翔平選手が10日(日本時間11日)、2勝2敗で迎えるパドレスとの地区シリーズ最終第5戦を前に本拠地ドジャースタジアムで記者会見。第2戦に続いて対戦予定のパドレスの先発、ダルビッシュ有投手について語った。 6日の第2戦でダルビッシュと4月14日以来。約半年ぶりに対戦した大谷は3打席に立ってノーヒット。初回の打席は4球すべて異なる球種で内角を突かれ、カウント2―2と追い込まれると、5つ目球種スライダーを外角低めに投げ込まれ空振り三振。2打席目はスプリットを引っ掛けて一ゴロ。六回の第3打席はフルカウントから真ん中付近のカーブを捉え切れずに投ゴロ。完敗だった。 「前回ももちろん素晴らしいピッチングでしたし、これ一つということでなく、満遍なくうまく投球できるのが一番の素晴らしい点かなと思う」 ダルビッシュの投球術をそう評すると、第1戦に続き、中5日で最終決戦に登板予定のドジャース・山本の名前を出しながら「由伸と投げ合い(になる可能性)もありますし、明日はかなり個人的に楽しみにはしている」と話し、「どういうピッチングをするのか、プレッシャーにもなると思うが、個人的にすごく楽しみにはしています」と続けた。 勝てばリーグ優勝決定シリーズ進出し、負ければシーズン終了を迎える大一番。大谷は「1つの型に収まるのではなくて、どういう状況でもうまく投げられる強さがある。自分もそこに対応していきたいし、チームもそこに対応するのが大きなこと。そのときどきに合わせるのはどのピッチャーもそうだが、そこがうまいピッチャーだと思う」と前回の雪辱を期した。