ポルシェの人気SUV「マカン」が「東京マラソン2025」の先導車に決定! 新型はどんなクルマ? なぜポルシェジャパンは同大会をサポートする?
「東京マラソン2025」の先導車は未上陸モデル新型「マカン」に決定
ポルシェジャパンは先ごろ、「東京マラソン」のオフィシャルパートナーとして新たに3年契約を締結したと発表しました。 【画像】「えっ!…」これが「東京マラソン2025」でランナーを先導するポルシェの新型「マカン」です(30枚以上) この結果、2025年3月2日に開催される「東京マラソン2025」では、同ブランドのニューモデルであるフル電動SUV「マカン」がランナーを先導するオフィシャルカーとして活躍します。
2007年に第1回大会が開催された「東京マラソン」は、いまや世界6大メジャーマラソンとして広く認知されていて、2024年の第17回大会では3万6965名ものランナーが出走。日本人だけでなく海外からのランナーも多数参加しています。 このように大規模な大会であることから、大会運営には先導車を始めとする随行車に加え、一定距離ごとに経過時間を掲示する計時車など、多くの運営車両が必要とされています。 ポルシェジャパンは2024年3月に開催された「東京マラソン2024」において、初めてオフィシャルパートナーに就任。去る10月20日に開催された「東京レガシーハーフマラソン2024」においても、審判長車などのサポートを実施しました。 今回の新規契約締結の結果、2025年から2027年までの「東京マラソン」におけるオフィシャルカーは最新のポルシェがサポートすることが決定。 来る「東京マラソン2025」では、まだ日本上陸を果たしていないフル電動SUVの新型「マカン」が、ランナーを先導するオフィシャルカーとして活躍することが決定しています。 そのほか、計時車や全線監察審判車などもフル電動スポーツカーの「タイカン」や最新のポルシェ車がサポート。東京都庁のスタート地点から東京駅前・行幸通りのフィニッシュ地点まで、全コースにおいてランナーたちを支援します。 来る「東京マラソン2025」のオフィシャルカーとして活躍する新型「マカン」は、2024年1月に世界初公開されたミッドサイズSUV。2013年11月に誕生し、全世界で80万台以上のセールスを記録した初代の後を受けて誕生した第2世代で、全モデルがBEV(電気自動車)に生まれ変わったことが最大の特徴です。 そのボディサイズは、全長4784mm、全幅1938mm、全高1622mm、ホイールベース2979mm(いずれの数値も欧州仕様)とアナウンスされており、初代に比べてホイールベースが86mmも長くなっているのがポイントです。とはいえ、前後のオーバーハングを詰めることで、全長は初代比プラス58mmに抑えています。 新型「マカン」のエクステリアは、ボンネットの浅いピッチと力強く主張したフェンダーがSUVらしいダイナミックさを表現。4灯のデイタイムランニングライトを備えたライトユニットがワイド感を強調します。また、リア回りでは彫刻的な3Dのコンビネーションランプが印象的。その中央には“PORSCHE”のロゴが鎮座しています。 ちなみに、電費を左右する要因のひとつである空気抵抗係数(Cd値)は0.25と優秀。これにより、航続距離と消費電力低減にプラスの効果をもたらしています。 一方のキャビンは、長くなったホイールベースの恩恵で広々とした空間を確保。運転席と助手席の間隔は初代と比べて28mm広がっているほか、リアシート足元のスペースも拡大されています。 コックピット回りでは、ドライバーの正面に位置する12.6インチの液晶メーターと、10.9インチのセンターディスプレイも加え、助手席乗員の正面にもオプションで10.9インチのディスプレイを装備可能。 乗員が移動中、最大3つの液晶パネルを駆使してインフォテインメントシステムの情報をチェックしたり、各種設定を変更したり、ビデオなどのコンテンツを楽しめたりできる、先進的なコックピットに仕上がっています。 SUVだけに気になる荷室容量は、リアシート使用時で540リットル。リアシートの背もたれを倒すと最大1348リットルまで広がるほか、さらにBEV化によって手にしたフロントフード下のセカンドラゲッジコンパートメントにも84リットルのスペースが確保されています。 ●新しい電動プラットフォームを採用した初のポルシェ 新型「マカン」は、アウディと共同開発した“プレミアム・プラットフォーム・エレクトリック(PPE)”を採用する初のポルシェ車であることも大きなポイントです。 アンダーボディには100kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載しており、そのうち最大95kWhを駆動用として使用することができます。 そんな新型には、「マカン」、「マカン4」、「マカン4S」、「マカンターボ」という4モデルがラインナップされています。 このうち、「マカン4」、「マカン4S」、「マカンターボ」は2モーターを搭載したAWDモデルで、システム最高出力と同最大トルクはそれぞれ、408馬力/650Nm、516馬力/820Nm、639馬力/1130Nm、とアナウンスされています。 そのほか新型には、後輪駆動の「マカン」も設定。こちらは“オーバーブーストパワー”により最高出力360馬力、最大トルク563Nmを発生するシングルモーターを搭載しています。 気になるパフォーマンスですが、後輪駆動の「マカン」は0-100km/h加速5.7秒、最高速220km/hをマーク。同様にAWDモデルは、「マカン4」が5.1秒と220km/h、「マカン4S」が4.1秒と240km/h、「マカンターボ」が3.3秒と260km/hであるとアナウンスされています。 * * * そんな新型「マカン」がランナーを先導するオフィシャルカーとして活躍する「東京マラソン」ですが、なぜポルシェは同大会へのサポート継続を決めたのでしょうか? ポルシェジャパンによると、「東京マラソン」へのサポートは、同社が推進する地域貢献、およびスポーツ振興に対する取り組みの一環だといいます。 併せて同社は、「東京がひとつになる日。」をコンセプトに掲げる東京マラソンを通じて、企業市民として地域への貢献を図るとともに、すべての参加者を応援するとアナウンスしています。
VAGUE編集部