十割そばがワンコインで、大阪に「よーじや」の蕎麦店が初出店
あぶらとり紙で有名な「よーじやグループ」(本社:京都市中京区)が手がける「十割蕎麦専門店 10そば」。11月10日、「せんば心斎橋筋商店街」(大阪市中央区)内に大阪初進出を果たす。 【写真】1番人気の「ざるそば」(500円) 国産そば粉と水のみで作られる風味豊かな十割そばを「気軽にワンコインから」味わえるよう、2022年6月に京都に誕生した同店。ビジネスマンや近隣住民らのリピーターが定着したことから全国展開を見据え、大阪への出店に至ったといい、今回の「本町店」では日常的に愛される店舗を目指していくという。 既存店で1番人気の「ざるそば」をはじめ、「かけそば」「冷やしかけそば」は500円。十割そばの新たな魅力を発信すべく、熱々スープにつける「魚介つけ蕎麦」(880円)など、メニューは季節限定品を含む約15種がそろい、「大盛り」でも料金はそのままなのもうれしい。 また平日限定で、好みのそばに350円追加で「牛丼」など日替わり丼がつくボリューム満点のセットも。「本町店」はすべてカウンター席(24席)となっており、サクッと1人飯にも重宝しそうだ。 同社の國枝昂社長は、飲食業強化の背景にあるコロナ禍での「脱・観光依存」に触れ、「よーじやは京都、あふらとり紙はお土産の印象が強いと思いますが、もともと京都だけで勝負するつもりはない。(通行量が多い)言い訳ができない場所で、日常で通ってもらえる店になれば」と意気込む。 「十割蕎麦専門店 10そば 本町店」の営業は朝10時~夜10時(ラストオーダーは夜9時45分)、日曜は夕方5時(同・夕方4時45分)まで。 取材・文・写真/塩屋薫