センバツ高校野球 甲子園へ好スタート つくば秀英に連勝 対外試合解禁 /茨城
高校野球の対外試合が解禁された2日、第96回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催)に出場する常総学院(土浦市)は、野球部グラウンドでつくば秀英と練習試合2試合を行った。7―0、6―3といずれも白星で飾り、甲子園に向けて好スタートを切った。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 昨秋の主力メンバーらが出場した一試合目は初回に2点を先制し、三回の1死二塁の好機では4番・武田勇哉(2年)の右越え適時三塁打などで2点を追加。四、五回にも加点し突き放した。先発のエース小林芯汰(同)は4回を被安打1、無失点、8奪三振の快投を見せた。 メンバーを入れ替えて挑んだ二試合目は初のベンチ入りを勝ち取った小沢頼人(1年)が先発し4回を無失点と好投。攻撃陣も14安打6得点と奮起した。 若林佑真主将(2年)は「(選抜出場決定後の)初の対外試合で緊張したが、固くならずチャンスでも一本出た」と振り返り、「甲子園ではバントなどの小技もちゃんと決められるよう練習していきたい」と気を引き締めた。島田直也監督(53)は「打撃では秋からやってきたつなぎの野球ができた。細かい走塁ミスなどは試合をこなしながら修正していきたい」と話した。 大会は8日に組み合わせ抽選会が行われ、18日に兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕する。【川島一輝】