735万円で日産R33「スカイラインGT-R」が落札される! 世界で人気沸騰するのはこれから!? オーナーは大切に所有して正解です
さまざまなチューニングが施された1台
出品車のR33には、さらにノーマルの車両にはない、さまざまなチューニングが施されている。カーボンファイバー・バックによって強化されたコクピットエリアや、モーターショーに出品したくなるような細部まで美しく作り上げられたエンジンルーム。 メカニカルな面ではオリジナルのターボを工場出荷時のセッティングのまま装着し、2020年にRHDジャパンから発売された等長ダウンパイプを通し、BLITZ Nur-Specのエキゾーストパイプから排気される仕組みだ。長年にわたって行われたこのほかのチューニングメニューについては、出品車に添付されている包括的なヒストリー・ファイルに詳述されている。エンケイ製のRPF1アルミホイールと、ヨコハマアドバンAD08タイヤの組み合わせもきわめて良好な状態だ 現在オドメーターが示す数字は10万6600km。アイコニック・オークショネアーズは、このR33スカイラインGT-Rに、4万ポンド(約820万円)から4万5000ポンド(約920万円)のエスティメート(推定落札価格)を掲げてみせたが、落札価格はそれより安い、3万7125ポンド(邦貨換算約735万円)で落ち着いた。日本製スポーツカーの人気に本格的な人気が沸騰するのは、まだまだこれからと見るべきなのだろうか。判断は難しい。
山崎元裕(YAMAZAKI Motohiro)