ゼブラゾーンは走行OK? 禁止されていないが…リスク大 事故時の過失割合も増加
ゼブラゾーンと混同しやすい道路標示
道路標示の中には、ゼブラゾーンと似たような見た目をしていて、全く異なる意味を持つものがあります。 ▽立入り禁止部分 車両の進入・走行・駐停車が禁止されている部分を示す道路標示です。ゼブラゾーンと同じように白い斜線が入っていますが、外側は横線で囲まれています。 見通しの悪いカーブや交通事故の起こりやすい複雑な道路に表示され、走行等の違反をすると3カ月以下の懲役または5万円以下の罰金が科される可能性があります。反則金は普通車で7,000円、違反点数は2点です。 ▽停止禁止部分 車両の停止が禁止されている部分を示す道路標示です。白い斜線が四角の実線で囲われており、中央部分は四角形にくり抜かれたような見た目をしています。中央部分には「消防車出入口」などの文字が入っていることも多いです。 警察署や消防署の前にあり、緊急車両などの通行確保のために設置されています。通行自体は問題ありませんが、停車は禁止です。たとえば信号待ちなどで停車すれば、5万円以下の罰金が科される可能性があります。反則金は普通車で6,000円、違反点数は1点です。 ▽安全地帯 車両の進入を禁止すると共に、歩行者がいる場合の徐行を支持する道路標示です。表示に斜線はなく、白線と横線の実線の枠のみが存在します。路面電車の停留所や大きめの横断歩道の中間地点などに設置されています。 安全地帯は歩行者の保護を目的としています。違反すると、3カ月以下の懲役または5万円以下の罰金が科される可能性があります。反則金は普通車で7,000円、違反点数は2点です。 ◇ ◇ 自動車の交通ルールでは「通行止めと進入禁止」「追い越しと追い抜き」など、よく似たような言葉・意味を持つものが多く存在します。「見たら思い出すかな」と考えず、疑問に思った時点ですぐ調べるようにしましょう。 ※出典:「道路標識、区画線及び道路標示に関する命令」 (まいどなニュース/norico)
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