シメオネ、三男ジュリアーノの初ゴールに…「自分の息子だろうと特別扱いはしない。走れる選手が出場できて走れなければベンチに座る」
3日のラ・リーガ第12節、アトレティコ・マドリーは本拠地リヤド・エア・メトロポリターノでのラス・パルマス戦を2-0で制した。ディエゴ・シメオネ監督は試合後、アトレティコのトップチームで初ゴールを決めた自身の息子、FWジュリアーノ・シメオネについて言及している。 シメオネ監督の三男が結果を出した。現在21歳のジュリアーノはこの試合の37分、DFナウエル・モリーナのロングフィードからDFラインを突破。そのままペナルティーエリア内右に侵入すると、GKヤスパー・シレッセンを眼前にして、右足のシュートを対角線上に沈めた。 アトレティコの下部組織出身で、昨季アラベスで修行を積んだジュリアーノにとって、これがトップチームでの初得点。アトレティコで“シメオネ”がゴールを決めたのは、2004年以来のこととなった。 後半にはFWアレクサンデル・スルロットが追加点を決め、ラ・リーガで2試合ぶり勝利を果たしたアトレティコだが、試合後会見でシメオネ監督に集中した質問は、やはりジュリアーノについてだった。アルゼンチン人指揮官はジュリアーノが自身の息子ではなく、“フットボールの選手”として見ていることを強調した。 「私はジュリアーノのことをフットボールの選手として見ている。このチームに残すと決めたときから、彼はほかの選手と同じく私たちを助ける存在となったんだ。私が考えるのはチームのことだけ。誰かを特別意識することはない。自分の息子だろうが変わらないよ」 「彼はすべきことをした。だからこそアトレティコにいるわけだ。走れる選手は出場し、走れない選手は出場数が減ることになる」 「ジュリアーノは16歳からこのクラブの下部組織でプレーしている。クラブは私の息子を獲得するために金を使ったわけではない。彼はアルゼンチン代表として参加したパリ五輪でも良質なプレーを見せ、監督はそういった様子を見て、チームを助けられると思った。これから良い試合も悪い試合も経験するだろうが、持つべき力を持っている選手だ」