クロアチアの「リマック」が都市交通に革命を起こす。ロボタクシー事業を2026年にスタート
都市部のクルマの在り方が大きく変わる
利用法は極めて簡単。スマホにインストールした専用アプリによって、呼び出し→目的地設定→発進→目的地に着いたらスマホで決済。これだけだ。呼び出しの待ち時間で、スマホアプリを使って空調や座席位置まで事前に調整できるのも専用設計ならではのアメニティと言えるだろう。 ハンドルもブレーキもない車内には戸惑いを覚えるかもしれないが、43インチの巨大なモニターでさまざまなエンタテインメントを17個のスピーカーによるハイクオリティなサウンドで楽しむことができる。また、利用者が任意の場所で停止/発進することができる機能なども搭載している。 リマックと言えば、超絶性能を誇るEVハイパースポーツ「ネヴェーラ(NEVERA)」で知られているが、同じ工場でハンドルの付いていないポッド型のロボタクシーがハイパーEVスポーツとともに生産されることになる。 まずは2026年内にクロアチア国内で事業を開始、翌2027年にはイギリスとドイツでサービスを開始する。最終的にはクロアチアから毎年数万台規模の輸出を目指す。すでに水面下では欧州・中東の11都市で導入契約が結ばれており、さらに30都市以上と導入を協議中であることを明かすなど、ヴェルヌ社のロボタクシー事業は順調なスタートを切ったようだ。