12年越しの愛憎劇を経た「世紀のマリアージュ」エムバペのR・マドリーでの最初の一歩【現地発】
肖像権にまつわる取り決めでペレス会長の譲歩を引き出す
7月16日、R・マドリー入団のプレゼンテーションに登場したエムバペ。(C)Getty Images
CLで歴代最多15回の優勝を誇る名門クラブと、22年W杯得点王のストライカー。サンティアゴ・ベルナベウに9万人超が詰めかける煌びやかなプレゼンテーションが、12年越しの愛憎劇を経た「世紀のマリアージュ(結婚)」の最初の一歩となるだろう。(文:フランソワ・ヴェルドネ/訳:結城麻里 2024年7月4日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック フランス』を転載・加筆) ―――◆―――◆――― 「ジュテーム(愛してるよ)」 「モワ・ノンプリュ(そうでもないよ)」 このような会話を数年前に交わしながら、結局のところはレアル・マドリーと縒りを戻し、キリアン・エムバペをめぐる愛憎劇にようやく幕が下ろされた。R・マドリーがエムバペ獲得の公式声明を発表したのは、フランス代表がEURO2024に向けた直前合宿を迎える直前だった。今回のEUROでレ・ブルー(フラン
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