【横浜好き】度会隆輝、松尾汐恩、森敬斗、ベイスターズのドラ1野手トリオの現在位置
8月12日に度会隆輝が今季2度目の出場選手登録抹消となりました。度会の8月成績は7試合に出場して8打数2安打。安打はいずれも内野安打で、6試合が代打での出場でした。
4日の阪神戦では6番・ライトでスタメン出場しましたが、空振り三振、ショートフライの後、7回の第3打席は蝦名達夫を代打に起用されて途中交代。8打席で4三振と内容も悪く、11日の東京ヤクルト戦に代打で出場して空振り三振に終わると、試合後にロッカールームの荷物を整理して横浜スタジアムを後にしました。
ここまで72試合に出場して打率.258、3本塁打、24打点、2盗塁を記録している度会は、1度目の登録抹消から一軍復帰した6月は、月間打率.333をマーク。プラスワン選抜で出場したオールスターでは、第2戦にスタメン出場してタイムリー二塁打を含む4打数2安打と活躍しましたが、シーズンでは7月の月間打率が.246と低迷。復調した佐野恵太をはじめ、梶原昂希や桑原将志、蝦名達夫など、外野手に好調な選手が多いこともあり、ドラ1ルーキーの二軍再調整が決まりました。
三浦大輔監督は「非凡な点も見せるが、一軍として課題もある」と度会の抹消を説明し、「(降格を)成長に糧にしてくれれば」と、再度の昇格を期待しました。度会本人も「すぐに戻ってこられるように準備したい」と前向きな姿勢で、シーズン終盤にもう一度、鮮烈デビューを飾った開幕カードのような溌剌とした姿を一軍で見たいものです。
ドラフト1位入団の野手と言えば、2022年1位の松尾汐恩が、一軍で徐々にその存在感を発揮し始めています。高卒2年目の松尾は、今季自身初の開幕一軍メンバー入りを果たし、代打出場した4月2日の阪神戦で二塁打を放ってプロ初安打を記録。4月4日の同カードでは7番・捕手でプロ初スタメン、4月10日の中日戦ではプロ初先発となった小園健太と高卒ドラ1バッテリーも実現しました。
4月は、8試合出場で打率.167と力不足を露呈して二軍再調整となりましたが、ファームの正捕手としてイースタン・リーグで打率.323の高打率をマークして、7月15日に一軍に再昇格。一軍復帰2戦目となる20日の東京ヤクルト戦に代打で起用されて安打を放つと、その後は得点圏に走者のいる場面での代打など、首脳陣の高い期待が感じられる起用となっています。