【横浜好き】度会隆輝、松尾汐恩、森敬斗、ベイスターズのドラ1野手トリオの現在位置
代打ではなかなか結果が出なかった松尾ですが、7番・捕手で再昇格後、初スタメンとなった8月10日の東京ヤクルト戦では、2打席凡退の後、4回の第3打席にレフトへタイムリー二塁打を放ってプロ初打点を記録。6回の第4打席は先頭打者でレフトへ安打、8回の第5打席も先頭打者で二塁打を放ち、プロ初の3安打猛打賞をマークしました。
ドラ1野手ではもう1人、2019年1位の森敬斗も、今季は交流戦で主に2番・ショートでの起用が続くなど、正遊撃手候補の大本命が、いよいよ本格化かという働きを見せました。5月31日の北海道日本ハム戦で延長10回に決勝打を放ってチームの連敗を止めて今季初のヒーローインタビューを受けると、6月15日の埼玉西武戦では自身2年ぶりとなる3安打猛打賞をマーク。
7月は13試合で月間打率.276をマークするなど、打撃面でも存在感を発揮しつつありましたが、7月15日の広島戦で勝敗に直結する守備でのミスを犯して懲罰交代。大事な場面でのバント失敗など、攻守でミスが目立つようになり、8月1日の代打出場を最後に二軍降格となっています。
3選手ともまだまだ課題も多く、一軍でのレギュラー奪取までは至っていませんが、将来のベイスターズの主軸選手となるだけのポテンシャルを秘めている逸材であることは間違いありません。捕手、内野手、外野手と、球団のドラフト戦略が明確に感じられるドラ1トリオが、様々な困難を乗り越えて不動のレギュラーとなる日を楽しみに待ちたいと思います。
文:大久保泰伸
大久保泰伸