【ラグビー】日本代表欧州遠征、イングランド戦は14-59で敗れる、エディーHC「経験を積み重ねていくしかない」
ラグビー日本代表は24日(日本時間25日)、ロンドンで欧州遠征「リポビタンDツアー」最終戦となるイングランド戦を行い14―59で敗れた。欧州遠征の最終成績は1勝2敗。 日本は前半5分、先制PGのチャンスにSH斎藤直人主将(トゥールーズ)が失敗。以後は接点でイングランドの圧力を受けて防戦一方。同10分に先制トライを奪われると、前半だけで5トライを許し、同34分にCTBライリー(埼玉)の突破から斎藤がトライを返したものの前半は7―35と大きくリードされて折り返した。 後半は22分に途中出場のFWタタフ(ボルドー)の突破からFW姫野和樹(トヨタ)がトライを返す場面もあったが、好機にセットプレーやハンドリングのミスを連発し、さらに4トライを献上。12―52で敗れたフランス戦と同じような展開で、14―59と大敗した。 エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)は「今季は浮き沈みがあったが、すごく良いところもすごく悪いところもなかった。われわれは全員合計で200キャップに満たない若いチーム。経験を積み重ねていくしかない」とこれまでの試合と同様のコメント。斎藤主将も「選手はコーチから与えられるプランを正しいと信じてやり続けるしかない」と話したが、一方で途中出場で終盤に相手のトライを防ぐカバー防御をみせたCTB梶村(横浜)は「失点が多いのに練習はアタックが多く、同じ展開で負けている気がする。もっと修正できるところがあるんじゃないか。選手だけでなく(コーチと)両方が成長しないと、ここから伸びるのは難しいのでは」と訴えた。 これで今季の日本代表活動は終了。テストマッチは11戦して4勝7敗だった。日本代表は26日に帰国。羽田空港でエディー・ジョーンズHCらがツアーの総括会見を行う。
中日スポーツ